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トニー羽太の日本美探求

2014 サクラ咲き、春が来た

今年も東北地方に待っていた春が来ました。一番楽しい季節です。特に今年は、私の住む西郷村でも2月中頃に1m20cm程の大雪が降りました。その雪が完全に無くなったのは3月の下旬、そこからフキノトウが出始め、福寿草が咲き一気に春めいて来ました。4月8日、栃木県那珂川町にある カタクリ山 に行ってみました。カタクリの花には5日程遅かったようですが斜面一面に紫の花(カタクリの花)が咲いていました。他にもミズバショウ、ショウジョバカマなどが咲き、サクラも咲き始めました。 4月13日、白河地区にもサクラが咲き始めました。松雲寺の境内にある観音枝垂れ桜、樹齢は約300年、中通りでは一番早く咲く桜です。南湖公園にある枝垂れ桜。4月15日、須賀川の翠ヶ丘公園と釈迦堂川の土手堤に桜を見に行ってみました。翠ヶ丘公園内、下ノ川にかかる 太鼓橋を見る。釈迦堂川、河川敷の両岸の桜約2kmに桜並木がつながる。4月17日、白河市内にある南湖公園の桜。南湖神社の境内にある、楽翁桜を下から見上げた。南湖の湖岸に続く桜並木。トニー・羽太(はぶと)のプロフィール羽太さんは湘南生まれの湘南育ち。某大手家電メーカー在職中はトニーと...
オメガ3脂肪酸のニュースと解説

過剰ホモシステインを低減するカタクチイワシ

過剰ホモシステイン の危険性を低減させるビタミンB群とは動脈硬化を招くホモシステイン対策としてお薦めのVB群豊富な食材がカタクチイワシ.だし用の煮干しを除けば養殖魚のエサや肥料に使用されることの多いカタクチイワシ(シコイワシ、セグロイワシなど地方名が豊富).小さすぎて生食材としては処理が面倒だからです.(処理に包丁は不要.手で内臓と骨を取り出せますから、それほど時間がかかりませんが)沿岸部では無料または超安値(写真下の刺身で30円から50円くらい)で買うことができる食材ですが、豊かな脂肪酸とビタミン群は国民的健康食品といえます.獲れたてが入手できたら、大小に選別.大型は生姜や酢味噌でお刺身、小型はから揚げ、素揚げがお薦め.美味なこと、美味なこと.マイワシを超えてまさにイワシの王様.写真下は氷皿に乗せたカタクチイワシ刺身.味覚の王者.高級魚の雰囲気さえあります.(写真は皮を剥いでいますが、よほど大型でなければ剥ぐ必要はありません)(しらす・さぶろう)1. ビタミンB群の摂食と動脈硬化リスクの低減厚生労働省研究班(主任・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)は2008年5月にビタミンB6...
ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

第十五話:「国境なき環境問題について、もっと対外発信するべし」

目下、環境問題と言えば地球温暖化対策ばかりが報じられ、温暖化ガスの排出量の削減目標や、欧米の金融業者・経済学者らの提唱する排出量取引などが話題を呼ぶだけで、その主役はCO2に限った論議が殆どですが、これには大いなる疑問を感じています。まず、温暖化を決めつけるデータ源が、北半球の一部地域の気温のみで、山頂の雪が解けたとか、北極海の氷が解けたとかの、精々数年、数十年程度の現象を捉えた報告に過ぎません。中には「海氷が解けて、海水面が上昇した」等と、ふざけたような記事やコメントをあちこちで見かけるたびに、世の中の常識・良識はいったいどこへ消えてしまったのかと思わざるを得ません。氷の体積が水より大きいことは、理科好きの小中学生でも良く知っているように、氷が解けたなら海面は下がる筈でしょう。こうした素人的思い込みや、気象学者の短期的データ盲信、あるいはそれに乗っかって、排出量の+-を、国家や企業間の取引材料にして商売ネタにしようと企む金融筋の不逞な輩などに対し、大きく異を唱える良識派が最近増えてきたことを逆に喜ばしく思う次第です。 良識派とは、地質学者や天文学者、考古学者等の科学者たちと、教養豊か...
トニー羽太の日本美探求

三春の滝桜2014/04/17

今年は4月21日に私の住む西郷村にも約10cmの雪が降り履き替えたばかりの夏タイヤから 冬タイヤに戻し、22日の朝早くに出かけました。4月22日は朝から天気に恵まれ、三春に着いたときは快晴、朝日が当たる滝桜を写すことが出来ました。滝桜にも雪がまだ乗ったままです。周りのソメイヨシノも満開です。滝桜の有る三春から約1時間走った所にある花見山公園。こちらの桜の花は既に散っており、この日は花桃、レンギョウ、ボケなどの花が盛りでした。~今日の宿泊は飯坂温泉です、旅館のチェックインの時間まで少し時間が有ったので温泉街を散歩して見ました。二日目は、飯坂温泉からフルーツラインを通り磐梯スカイラインへ、その後もレイクラインーゴールドラインを通り会津若松市内の鶴ヶ城に行きました。浄土平から一切経山方面4月8日に開通したスカイライン、4月下旬でも2.5mの雪の壁が有ります。(鳥小平付近)~サクラ満開の会津若松・鶴ヶ城へやって来ました。空はうっすらと雲が貼り詰めて来たが、満開の桜で人も、車も駐車場も満員、満車状態でした。満開の桜サクラの花に囲まれた鶴ヶ城 石部の桜樹齢600年と推定される県内でも有数の古木であ...
糖尿病のニュースと解説

旧フランス領インドシナの食文化(7): ベトナムの貝食文化には豊かさと貧しさが混在
ベトナムの貝食文化には豊かさと貧しさが混在

下町の貝専門食堂では貝好きベトナム庶民がプチ贅沢(ホーチミン市3区)1.伝統的郷土料理には披露したくないものもある20年以上前の日本の話。衰退が進む地方の町おこし相談で伝統的な郷土料理が話題となりました。もっと広く宣伝すべきではないかとの問いに、年配の地元参加者が「郷土料理とはいっても古くから伝わる料理や食材の大半は貧しさ故のもの」「他人には知られたくないのです」との返事。飽食の時代に育った若者には理解できないかもしれませんが「そのようなものか」と改めて認識した次第です。経済的発展の遅れている旧仏領インドシナやタイの北部には、バンコク、クアラルンプール、シンガポールなどの都会では見ることが少なくなった農水産の食材(昆虫食、樹木菜など)がたくさんあります。食材は美味しければ広く世界に普及していきますから、豊かになった都会人に切り捨てられたものが、いまだに存在するのは「好き好んで食べているわけではない」といえるでしょう。仏領インドシナにはそんな感じの貝類が先進国でも好まれる貝類と、混在して売られているのが特徴です。(例外として薬用効果の期待や嗜好品として都会で小規模に売られている場合は除き...
ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

第十四話:「労働力不足と移民問題を考える」

日本における人口問題は、国家・産業の盛衰や食糧・住宅事情などに応じて、昔から論議を呼んできました。総じて戦前は過剰対策としてハワイやブラジル等への移民が奨励され、戦後の経済成長期は、産業間の移動と農漁村から商工業都市への移住が比較的機能して来たようです。しかし、ここへ来て少子高齢化の行き着く先を短絡的に労働力不足に結び付けて、海外から労働者を招くとか、移民受け入れの法制化の提議まで頓に喧しくなって来つつあり、聊か冷静さや長期展望施策を欠く尚早論に危惧を覚える次第です。 人口構造に関しては、静態・動態両学問を踏まえた人口理論と政治・経済・科学・文化各界の長期戦略が、総合的観点から打ち立てられるべきものだと考えます。総務省や厚生省の提示するほんの一部のデータだけを鵜呑みし、しかも中身を読み違えているとしか思えないような論点を掲げて騒ぐだけのジャーナリズムや、それらに踊らされる一部政治家に、我が国の未来を託して良いのだろうか。特に「人口動態学」の専門家の提示する多角的観点からの諸々のデータを殆ど目に出来ないこと、さらにそうしたデータを対比分析した深みのある論評に出くわしたことがないことに、一...
糖尿病のニュースと解説

タイの魚市場その6:タイの貝食文化: チャンピオンはタイアサリ(イヨスダレガイ:Paphia undulata)

(写真上)イタリアンレシピでアサリのスパゲッティーを試作(タイ).食材はタイ国民貝のチャンピオンに推薦した日本人通称タイアサリ味も価格も申し分なしです.(イヨスダレガイ:Paphia undulata)1.数少ないタイのメジャー食用貝熱帯地方の食用魚介類は、温帯、寒帯地方に比べれば、多種ではありません。タイ各地方のスーパーや大衆市場では常時数種類の貝が売られていますが、メジャーな品種はわずか。マイナーを加えれば数百種にもなろうかという貝食王国日本と較べれば、タイランドの食用貝は地方のマイナーな品種まで探し、海産物が多い南部、東部を食べ歩いてもせいぜい二十種類くらい。学者や養殖業者でもなければ貝は目視で識別さえできれば名前をおぼえる必要もありません。功名争いをする学者や多数の貝殻収集家がいるだけに、貝の品種やネーミングには、ウンチクや能書きが飛び交いますが、食材に細かい薀蓄(ウンチク)は無縁、美味しければよいのです。美味しさは種類だけでなく育ち(食餌、生育環境)。同じ種類でも味は産地で大きく異なります。自国産と良否の比較をせずに、純粋に地場産、アジア特産を探し、楽しむのが良いでしょう。タ...
世界の健康と食の安全ニュース

二大食用淡水魚の魚油に悪玉アラキドン酸: ナマズ(バサ、チャー)、ナイルティラピア(プラーニン)の脂肪酸バランス
ナマズ(バサ、チャー)、ナイルティラピア(プラーニン)の脂肪酸バランス

ナマズ(バサ、チャー)、ナイルティラピア(プラーニン)の脂肪酸バランス欧米では普通に食されているティラピア(上の写真:タイではプラー・ニンと呼ばれる)やナマズ(バサ、チャー)が日本の魚屋で売られることは稀ですが、多くの人は知らずに食しています。ファーストフードのフィッシュバーガー、フィッシュチップ、居酒屋のフィッシュフライ、お弁当などの焼き白身魚、白身魚のフライ、スーパーの冷凍白身魚などで、輸入されたティラピアやナマズが売られているからです。2016年11月25日の日経新聞によればマルハニチロ㈱がベトナム産バサの輸入を昨年度比2.5倍1,000トンに増やしイオンなど量販スーパーで販売するとのこと。イオンでは学名由来の「パンガシウス」の名前で販売しており*2016年の販売量は4,200トンと半年で5割増し。マルハニチロが現地で甘味料の下味を加えるそうですが、安全性がどのように確保されているのか、公開されていません。*2018年は7,200トン、2019年が推定6,200トン。1.ウェイク・フォレスト(Wake Forest) 大学のケリー・ウェーバー博士アメリカ栄養士協会の月報(the ...
糖尿病のニュースと解説

旧フランス領インドシナの食文化(6): ベトナムとアメリカ(米越)のナマズ戦争:バサ、チャー、サワイとは
ベトナムとアメリカ(米越)のナマズ戦争:バサ、チャー、サワイとは

(写真上)プノンペン旧市場のチャー(Pangasius. hypophthalmus)多様なナマズ類と淡水魚が売られています。所得水準に比較して食生活の豊かなのが印象的環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で農畜産物の関税撤廃交渉を仕掛ける米国の農畜水産業。規模の割に政治力が格別に大きいことを理解できる一つの実例が2002年に勃発した米越ナマズ戦争(写真上)ジョホールバル(マレーシア)のチャー(Pangasius. hypophthalmus)ナマズは見る角度によって別種のように形が異なって見えますティラピアやナマズ(バサ、チャー)が日本の魚屋で売られることは稀ですが、多くの人は知らずに食しています。ファーストフードのフィッシュバーガー、フィッシュ&チップス、居酒屋のフィッシュフライ、お弁当などの焼き白身魚、白身魚のフライ、スーパーの冷凍白身魚などに輸入されたティラピアやナマズが使用されているからです。*日本のスーパーではナマズ類を学名に因みパンガシウスと呼ぶようです。1.ベトナム・ナマズの殴り込みに危機感を増すアメリカの養殖業者ベトナムから米国に輸入されるバサ(basa:カンボジア語)...
ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

第十三話:「ハワイと日本とアメリカ・時事雑感」

このところ、ロシアのクリミヤ併合とウクライナを巡る東西冷戦の再発、マレーシア航空機による謎の交信遮断・墜落が事故か事件かの報道混乱、そして横田夫妻の孫、ひ孫との面談と北朝鮮との外交対話の再開、河野談話見直し問題とハーグでの日米韓首脳会談の問題など、また国内でも、聾唖ペテン師作曲家・ヤラセ事件、STAP論文捏造・リケ女騒動やアンネの日記事件、無差別殺人やベビーシッター事件等、あまりにも不可解な事象・事件が続発しております。海外絡みの問題点に関しては、いずれもアメリカの直接的ないしは間接的関与が幾ばくか疑われ、レームダック化したオバマ政権の暗影を感じざるを得ませんし、国内的には、マスコミ報道の詰めの甘さと個人情報秘匿義務感の過剰度(持て囃す前に本人の素性や経歴をもっと探るとか、容疑者や犯人でさえ、出生や国籍の解明がおざなりとなっている、例えば、在日を隠し日本名で書くだけとか。)から、臭いものに蓋をするかの姿勢も問題ではないでしょうか。 過日、ハワイ島とオアフ島へ二週間ほどの避寒旅行に出かけた折、たまたまハワイの歴史を復習しながら、ふと想起させられたことなどから、本稿を起こして行きたいと思い...
糖尿病のニュースと解説

マレーシアの食文化(2):美味なスマカツオ、コシナガマグロが激安

水族館で群泳するキハダ・マグロの子(Thunnus albacares:英名:Yellowfin tuna)1.コシナガ・マグロ(Thunnus tonggol:Longtail tuna)コシナガ・マグロ(Thunnus tonggol:英名:Longtail tuna)(クアラトレンガヌー:マレーシア)マレーシアの魚市場で驚くのはサバ科の小型回遊魚が安いこと。タイ南部、インドネシアからの輸入も多いだろうが市場では日本で珍重されるヒラソーダ(Auxis thazard)、スマ(Euthynnus affinis)、キハダ・マグロの子(関東ではキメジマグロ:Thunnus albacares)、コシナガ・マグロ(Thunnus tonggol)などが日本流にいえば激安。アジ類や養殖淡水魚と変わらない価格。理由は明白。伝統的なアジア料理には赤身の小型回遊魚類では脂が少なすぎる。この類の魚は鮮度の良い刺身がベストだが魚を生食する文化が無い国では「宝の持ち腐れ」。いずれアジアの保冷流通システムが発達し、刺身や生鮮寿司が普及してきたら価格は跳ね上がるだろう。タイはマレーシアに近い南部の漁港で回...
世界の健康と食の安全ニュース

マレーシアの食文化(1):マレーシアの肥満増加率は東南アジア最速?

2年ぶりにマレーシアを訪れて驚いたのは肥満の急増。特に田舎に多いという。南部では都会でも肥満だらけ。クアラルンプールやペナンに比べジョホール・バルが目立ちます。政府も実態を重視。様々な肥満防止策を打ち出していますが、しょせんペーパーによる啓蒙。なかなか国民には浸透せずにトレンドを阻止するにはいたっていません。世界保健機構によればマレーシアの成人肥満率はアジア諸国で第6位。1996年の調査(the National Health and Morbidity Survey)以来、2010年までの15年間で肥満率の増加が3倍。この調査では国民の3割が肥満ということになりますが、エーというほど実感とは程遠い数字。いずこの国も政府発表は誇張か隠ぺいのどちらか。実態とはかけ離れています。民間調査では国民の半分が肥満という報告もありますが、3分の2でもおかしくありません。いずれにせよ肥満率の正確な調査は難しく、限られたサンプル調査、アンケート調査では非常にアバウトにならざるを得ませんから、調査は目安程度。 街で観測すれば、「半分が肥満説」を支持したくなります。観光客が非常に多いクアラルンプールは国民...
世界の健康と食の安全ニュース

幼児肥満急増 : 米国大統領夫人が公共所有地で家庭菜園作りを推進

野菜は露地栽培の旬を、新鮮なうちに食べるのが賢い選択。水耕栽培、人造肥料の工場生産促成野菜と天然の露地物とでは差異が歴然。農薬、化学肥料をできるだけ避けた地産地消。いかに良質な生産者を身近に探せるかが健康促進のカギです。1.キャンペーンスローガンは「さあ動こう(Let’s Move!)」Let’s Move!運動は2010年にオバマ大統領夫人(Michelle Obama)の総合的なリーダーシップで始められましtた。「我々の世代で幼児肥満問題を解決。生まれた子供が健康に育ち、夢がかなえられるようにしたい」夫人の要請を受けたオバマ大統領(?)は米政府として歴史上初めてとなる幼児肥満問題解決プロジェクトチーム(Task Force on Childhood Obesity)を結成。2010年5月には即実行可能な約70のアクションプランを発表。プラン遂行には省庁の壁を超えた戦略を立てて取り組むと宣言しました。2012年1月には農林省の担当者とともに大統領自らが各地の学校を訪問。協力を依頼しています。チームのゴールは2030年までに肥満率を5%にすること。5%は肥満が急増し始めた30年前、70...
世界の健康と食の安全ニュース

塩分が寿命短縮を加速させる青少年の肥満体: ジョージア・リージェント大学

4月に米国ジョージア州で開催されるゴルフ界最大の祭典マスターズ・ゴルフ。そのゴルフ場(Augusta National)にごく近い場所オーガスタ(Augusta)に医学研究で名高いジョージア・リージェント大学(Georgia Regents University)があります。リージェント大学医学部はこれまでにも多くの有用な研究を生み出してきましたが、「肥満と塩分と寿命」の相関について小児科(Pediatrics at Medical College )の中国人女性研究者(Haidong Zhu博士)らが学会で新鮮な切り口の報告をして話題となりました。青少年の肥満急増は米国の大きな社会問題。2012年には大統領夫人が解決に乗り出すほど深刻化しています。朱(Haidong Zhu)博士は西安の医科大学を1986年に卒業。北京やロンドン大学(St. George's Hospital Medical School, Univ of London)で分子生物学、生物化学(Molecular Biology 、Biochemistry)をマスター。現在はリージェント大学で助教授を務めている中堅、...
世界の健康と食の安全ニュース

鍋(ラウ)料理に美味しい花野菜 花鍋(ラウ・ホア)は実在?

市場片隅のごく小さなスペースで花野菜世界チャンピオンのブロッコリーを売る生産者.カリフラワー、ズッキーニ、カボチャを組み合わせで売る健康志向のセンス.流石です.(ニャチャン:ベトナム)旧フランス領インドシナの食文化(5):花、蕾、果実は不思議な健康力を発信します。その成長歴の全てが凝縮されているからなのでしょう。アブラナ属のブロッコリー(Broccoli:Brassica oleracea var Italica)はつぼみの塊ですが、この蕾には非常に優れた体力増強の秘密があります。ブロッコリーが世界的に健康野菜の王者に認定されたこともあり、最近は保健面から花食(エディブルフラワー)に関心が高まっています。菜の花に代表されるアブラナ属(Brassica)は健康野菜最大のグループといわれ、ブロッコリーと並んで両雄といわれるキャベツのケール(Kale:またはBorecole:Brassica oleracea var. acephala)も同属。しかしながら安全性の高い野菜として数百年の歴史を持つ花はそれほど多くありません。野菜としての歴史のないマイナーな花をあえて食べるのは特別なマニア。マ...