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健康と食品の解説

「羽鳥慎一のモーニングショー」 長寿にはカロリー・リストリクションとレスベラトロール
長寿にはカロリー・リストリクションとレスベラトロール

2017年1月24日、火曜日朝の第5チャンネル「羽鳥慎一のモーニングショー」が取り上げたのはカロリー・リストリクション(Caloric Restriction)粗食で哺乳動物の寿命が約30%は伸びる(おそらく人類も)と、アカゲザルでの比較実験*(1/17 /2017:Nature Communications)を紹介しました。番組ではタンパク質を制限せずに炭水化物などの糖質制限で50才くらいの女性ならば約2000㌍。中高年以上ならば1300㌍くらいに、30-40%のカロリー制限をすれば美容と長寿を得ることが出来るとの解説。特に目新しくありませんが、人間に近い哺乳動物による比較実験でカロリー制限長寿説を立証した最新ケースの紹介ということでしょう。番組では「長寿遺伝子オンのお助け食材」としてカロリー制限と同様な作用機序を持つ赤ブドウ・ワインやDHA(オメガ3)を推奨していましたが、放送時間内に収めきれなかったであろう摂食方法や安全性に関する説明を補足しました。*Caloric restriction improves health and survival of rhesus monkey...
世界の健康と食の安全ニュース

記憶に残る2016年の10大健康関連ニュース

昨年(2016年)の主要健康情報を並べてみると、特に珍しいものが無くここ数年は同様な情報が右肩上がりに増えています。情報の半数は医療、食品関連企業の消費者を忘れた金権体質が背景。短期的な毒性が無ければ安全とばかり、副作用や将来の健康障害を無視して利益を最優先。偽装、詐称事件が続出する飲食産業界、食品製造、販売業界の変わらぬ体質。摘発、警告が続けられていますが、先進国に較べれば偽称、詐称をあえて誤認と呼ぶ、行政当局の歯がゆい寛容さが目立ちます。2017年も消費者が賢く行動しない限りこのトレンドが続きます。1.大隅良典博士にノーベル生理学医学賞研究が細胞内蛋白質リサイクル機能の糸口であることを認識し、これからが時間のかかる解明研究の重要さを説いている博士。基礎医学研究者の資金不足を憂い、ノーベル賞賞金で基金を作る博士。本来の学者が持つ志の高さに、多くの人が感銘を受けたことでしょう。2.ロシア・アスリートのドーピング疑惑2011年から2015年までで延べ1,000人以上のトップアスリートが関与。2014年にドイツがロシア政府の関与を指摘。2016年国際反ドーピング機構(WADA)により国ぐる...
世界の健康と食の安全ニュース

青海湖から始まる鳥インフルエンザ :世界の新型インフルエンザ発生源か

鳥インフルエンザ大流行には新型インフルエンザ発生の危険性12月後半(2016年)になり中国では鳥インフルエンザが急拡大しており河南省では2,000万羽の殺傷処理が報告されています。これは中国で飼育されている鶏の12%にもあたるといわれます。今年(2016年)はかなり規模が大きいようで、韓国でも大ブレイク。日本にも感染が拡がりつつあり、九州各地、新潟県など複数の感染地で数十万羽規模の殺処分が始まっています。いつもながら中国が発生源、韓国に広まったといわれます。中国、ベトナムの鶏はワクチンを施している業者が多いので要注意。秘密に処分された病死鶏が流通する恐れもあり外食も危険。お正月のアジア旅行では家禽市場や鶏、鴨、アヒルなど家禽の解体処理現場は避けるべきでしょう。鳥インフルエンザ流行中はこのような解体現場に近づかないことが賢明クアラトレンガヌー(マレーシア)1. 高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)型の始まり2004年に大流行した高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)は香港、ヴェトナム、タイ、カンボジア、インドネシア、中国などから、ラオス、パキスタンまで飛び火し、韓国、日本などを含めて感染...
ジョージ大町の湘南鎌倉ライフ

また来たぞ! 大型ヒラメ: 湘南七里ガ浜で旬の冬ヒラメ釣り

12月も後半になったのにまだ今月はシーバスに会えていないが、まだまだこれからと、先週ヒラメをキャッチした鎌倉七里ヶ浜に夜8時過ぎに再び釣行する。暖かな日で潮は中潮の満潮からの下げだが波はない。最初のポイントは離岸流が効いていていかにも釣れそうだったが軽いバイト(当たり)が一回だけであとが続かない。次に移ったのもいいポイントで流れは効いていた。10時も過ぎて江の島のクリスマスイルミネーションも消えた頃、約20m沖でチャート色のサスケ12㎝(疑似餌)に食ってきたやつがいた。当たりを感じて合わせたがすぐ軽くなった気がしてダメか思ったが再度合わせるとヒット!かなり重みがあってこれはいけるぞとグイグイ巻く。でも重みだけでさしたる抵抗や鰓洗いがないまま波打ち際に上がってきたのは砂と同色で見分けのつきにくいさかな、ヒラメ。またか! と思ったが今回は大きいぞ!岡っぱりで釣ったヒラメの60㎝は*ランカーじゃないか、なんて思いながらがっぽり飲み込まれたルアーをやっと引き抜く。まさしくスズキの当たりと思ったのに残念ではあるがこのヒラメなら立派で満足しなければならないだろう。さあまた次に行こう。*ランカー:愛...
ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

第六十六話:国際政治の地殻変動・本音優先のビジネス思考

ブッシュ前政権の中東戦略ミスを“変える“と口先だけは勇ましく登場したオバマ政権でしたが、この8年間における“建前主義外交”の失敗続きから、アメリカ一極支配の世界が崩れ始め、中東の混迷を一層悪化・複雑化させる一方で、NATOの弱体化がロシアのウクライナ東部占拠を許し、ひいては中国の南シナ海進出や北朝鮮の核実験頻発などアジアにまで、国際紛争の火種を広げ、こうした問題解決に全く機能出来ない国連の無力化も相まって、今や世界は乱気流の時代へ突入してしまったようです。そんな中で、流石のアメリカが、オバマ建前主義政治を後継せんとしたクリントンではなく、過激な発言の是非はともかく、基本的には“本音のビジネス思考によるアメリカ第一主義”を直訴したトランプを次期大統領に選んだことで、一挙に国際政治の地殻変動が加速されました。これまで、米国の思惑を気にかけず、思い切った言動をとって来た“強権政治リーダーたち”即ち、習金平、プーチン、金正恩らが、このところ「来春のトランプ政権誕生に向けた模様眺め」と「本音の折衝待ち」を決め込んでか、トランプとの直談判への期待感からか、音なしの構えに転じたようです。 筆者が思う...
健康と食品の解説

新抗がん剤開発のヒントはブドウレスベの機能解明

長寿の酵素が癌遺伝子発現と脳血管障害を制御日本は先進国でガン発症が減少しない数少ない国。手遅れになるまで検診を受けない国民性、発癌物質への無関心も指摘されていますが、食生活が健康的でないことが大きな欠点です。医食同源といわれ健康維持にはバランスのとれた食生活が重要なのはだれもが知っている事実。食材の多くが持つ健康保持機能は現代でも医薬品開発の重要なヒントとなり続けています。(参照)1.食材の持つ医療作用からガン治療薬が生まれる2011年に承認された抗がん剤のボリノスタット(商品名ゾリンザ:Zolinza)。まだ未熟ですが、いくつかの新しい使用法を試みる臨床医が出ており、近い将来に本当の日の目を見るかもしれません。(ボリノスタットは第5項を参照)ボリノスタットのコンセプトは遺伝子転写に関わる細胞内タンパク質の状態を安定させる機能の応用。ヒストン脱アセチル化酵素阻害作用と呼ばれ、食材が自然に持っている癌遺伝子抑制機能です。注射薬の新抗がん剤アザシチジン(Azacitidine)に較べ経口投薬が出来る点、健康な細胞までを傷つけるCytotoxic 薬剤(遺伝子転写阻害)に較べ危険性が少ない機...
世界の健康と食の安全ニュース

ボトックス美容のすべて: 皺のばし美容のボツリヌス菌毒素の長期間使用は安全か

朴大統領が公務中に施術したと噂され、韓国の美容整形過熱が相変わらず話題ですが人口当たりの施術数は日本も負けてはいません。アメリカ、フランス、ブラジル、イタリアなどとともにトップ10の一角を占めます。最新データはありませんが施術総数では5年くらい前は日本が韓国を凌いでトップ5くらいに位置していました。上記のデータは整形手術数であってプチ整形といわれるボトックス注射は集計外。顔の美容整形は6割以上がボトックスなどポツリヌス毒素系注射薬が占め、最近はプチを加えれば中国、韓国、台湾などアジアの美容整形総数が欧米をはるかに超えていると推測できます。1.誇大宣伝で消費者を煽る(あおる)悪徳クリニック近年のボトックス世界市場は約25億ドル/年(約2,700億円)世界の平均的な施術料は1回340ドル(約37,000円)利用者の平均年齢は40-59才くらい。利用者は年間で医療、美容を合わせて延べ20-30万人といわれます。美容目的のボトックスは複数回の利用者がほとんどで、統計が信用できない中国がありますから利用者実数は不明。ボトックスは副作用を無視できない毒素に関わらず、美容関連クリニックの宣伝文言は驚...
癌(がん)と発癌物質のニュースと解説

ブドウ・レスベラトロール豊富な古樹の葉がレスヴィーヌ・ルージュR

2016年11月17日のボージョレーヌーボー解禁日。日本人もワイン慣れしてきたのか、ピーク時に較べれば半減.盛り上がりに欠けましたが、そんな中でもいち早く売り切れたのが古樹からの(ワイン)ヴィエイユ・ヴィーニュ(Vieille Vignes).ボージョレ―・ヴィラージュの赤やマコンの白が売られていました.ストレスの強い年の新ワインはレスベラトロールが豊富といわれますが古樹からの新ワインは特に慢性生理的炎症を防ぐブドウ・レスベラトロールが豊富.かなり認知されてきたようです。古樹の中でも60年以上の老木紅葉から作られたのがレスヴィーヌ・ルージュ®特にブドウ・レスベラトロール、ポリフェノール類が豊富といわれます.フランスでは60年以上の古樹の紅葉は伝統医薬品となっています。ラ・ヴィーヌ・ルージュ(La Vigne rouge)プーシキン美術館(Le musée des beaux-arts Pouchkine )1.ゴッホの「赤い葡萄畑」に因んだレスヴィーヌ・ルージュゴッホ(Vincent van Gogh)が1888年にアルルで描いた作品に赤い葡萄畑(あかいぶどうばたけ: La Vigne...
健康と食品の解説

診療所が生理的炎症と癌を発見するマーカー

癌や悪性腫瘍の慢性炎症は重度になるまで体感がありません。痩せてきて体感がある段階では手遅れとなっていることがあります。毎日元気で健康ならば体感が無くとも食生活、サプリメントが適正ということの証ですが、定期的に血液検査で炎症程度を調べれば大きな安心を得ることが出来るでしょう。癌、悪性腫瘍、心臓血管病、脳卒中、認知症、糖尿病、視力低下、難聴、などの発症年齢が50代から80代まで大きくばらつくのは遺伝子によるものは25%くらい。一般論でいえば70%以上は30年間から40年間の食生活を含む生活習慣と                             公害など生活環境が大きく影響します。1.診療所が生理的炎症と癌を発見するマーカー癌を主ターゲットとする生理的炎症の有無を検査する腫瘍マーカーは15種類以上が使われてきましたが感度、特異度が様々。心疾患検査などは良いとしても癌の発見には適さないものが多くあるようで、一般的に診療所の検査に使用されるマーカーは限られています。通常の予防検診では5,000円はする検査ですが癌などの疑いがある場合には保険適用となります。これらの検査の陽性、陰性の結果は...
糖尿病のニュースと解説

レスベは認知症の悪玉炎症分子の脳内侵入を防ぐ

長寿社会の勝ち組となるには(その15):長寿のポリフェノールとしてテロメアの切断酵素を制御するサーチュイン酵素を活性化することで有名になった赤ブドウのレスベラトロール。すでに全米各地の研究所ではブドウ・レスベラトロールのサーチュイン活性化が認知症など様々な老化現象の抑制に働くなどなど、新たな発見が次々に報告されています。致命的になるまで自覚症状が無いことが多い体内の慢性生理的炎症(bioinflammation).レスベの細胞内小器官における特殊な働きが密か(ひそか)に炎症を制御していることが明らかになってきました.1. レスベラトロールが免疫細胞から分泌された有害免疫分子の脳内侵入を防ぐ「Resveratrol appears to restore blood-brain barrier integrity in Alzheimer’s disease」アルツハイマー病は脳の炎症で起きますがアミロイドβのAbeta40 and Abeta42など異常なタンパク質の蓄積が神経細胞(ニューロン)を破壊する炎症の原因と考えられています。脳は重要機能を持つ生体組織。ガードの堅い脳の血液脳関門...
ケン幸田の世事・雑学閑談(千思万考)

第六十五話:「酉の市は洒落尽くし」

霜月ともなりますと、年末へ向けてだんだん忙しくなってきます。子供の居る家庭ともなると11月15日の七五三が明治以降広く全国・全階層に広がりました。氏神様へ参詣し、三歳男女児は髪置、五歳男児は袴着、七歳女児は帯解の祝いを執り行います。 適齢の子供や孫の有無にかかわらず、宮参りに前後して正月を迎える準備のための「酉の市」がやってまいります。毎年11月の酉の日(年によって2~3回)があり、順に「一の酉」「二の酉」「三の酉」と呼ばれて、「市」とか「町」「お酉様」など語源を共通する「祭り」であり、江戸近郊地域の農漁村と町の人々が品物を持ち寄る交流の場として発祥したようです。農村からは、農具である熊手や里芋の一種である八つ頭、ほうき、むしろ等の日用品が、町からは、煙草入れ、衣類やかんざし等の製造・細工物が持ち込まれ、そうした「市」は正月支度の為の買い物に格好の場所として寺社の境内が活用されました。やがて神社の祭神と結びつき「武運長久を祈る祭り」の側面を持つようになり、平和が続く江戸中期には「開運招福」「商売繁盛」という性格の祭りと成り、市は益々盛大になって行きました。 酉の市は、今も関東中心の寺社...
トランス脂肪酸のニュースと解説

慢性化生理的炎症を軽減 天然魚油のシス型オメガ3

長寿社会の勝ち組となるには(その14): NHK10月29日の特別番組で放映された「健康と長寿」内外の100才を超える方の健康法を取材していましたがテーマは万病の元となっている体の慢性炎症。ノギが数十年間、限りなく追及しているテーマです。外傷による炎症ばかりでなく、アルツハイマー、パーキンソン病、2型糖尿病、難聴、ぶどう膜炎、老化、ガンなど多くの健康障害の原因となっているのが生理的炎症(bio inflammation)一般の方は炎症というと外傷や扁桃炎、口内炎など目に見える腫れをイメージし体内組織の慢性炎症に気づいている方は少ないですが癌のマーカーとなるのは体内に起きている炎症。加齢により痩身の方が肥満体になっていくメタボも細胞の炎症。慢性炎症こそ万病に見られる兆候であり、手遅れになる段階までほとんどの方は気づきません。慢性炎症の悪化は、まさにノーベル賞を受賞した大隅博士が指摘している全国ネットのNHKが生体の慢性炎症の危険性を広く認知させてくれたのは気づかずに放置している国民に大きな警告となったと思います。「天然魚油のDHA/EPA(オメガ3)とは:脂肪酸代謝物エイコサノイドとプロ...
健康と食品の解説

途上国の金採掘が原因となる魚介のメチル水銀汚染

長寿社会の勝ち組となるには(その13):妊婦、子供の大型魚摂食は危険!!! 2016年秋に築地市場移転問題で豊洲新市場予定地の水銀汚染が話題となったのを機に水産物の産地と海域の知識を持つことが望まれます。アジア、太平洋海域では金採掘による水銀汚染が昨年から話題となっています。10年くらい前に厚生労働省は「メチル水銀に汚染された魚介類が、脳神経を侵す恐れがある!」「胎児への影響が大きいため、妊婦、若い女性は大型魚の食べすぎを特に注意しよう!」という注意を呼びかけました.金目鯛が危険という2003年の発表を修正したものですが、金目鯛はメバチマグロに較べればレアな高級魚.なぜターゲットに?という素朴な疑問が噴出.欧米に較べれば世界のマグロを半分近く食べる日本ですから消費者寄りのスタンスで、もっと早く大型魚の汚染を大声で注意すべきだったでしょう。  1.  途上国の水銀による金採掘と精錬インドネシア、ヴェトナム、ペルーなどアジア、中米、アフリカの発展途上国で金採掘時の水銀汚染が広がっています。2013年に金の価格が急騰し、途上各国では貧困層を中心に原始的な金の採掘がますます盛んになりました。2...
トニー羽太の日本美探求

秋の福島南会津郡ブナの森ハイキング

癒しの森のブナ群生林(若い樹)10月27日、28日、1泊で只見にある==癒しの森、恵みの森==に行って来ました、8人のメンバーで行きました。(福島県 南会津郡只見町 布沢)癒しの森はブナの森の中のハイキング、この時期の森の中には、多くのキノコが生えていました。詳しい人がいて、ブナハリタケを自分たちで採取し、宿泊所の管理人に確認して頂き、夕食に大根おろし和えとキノコ汁にして頂きました。*只見町(人口4,400人:世帯数:1,816世帯)には、広大なブナの原生林が数多くあり、その面積は白神山地の約4倍もの広さとなります。ブナ林の中には初心者向け(入門コース)の『癒しの森』と中級~上級者向けの『恵みの森』の2つの散策コースがあります。 恵みの森は川の中のハイキング、浅瀬が続く川の中を歩きました、約2km1時間半のハイキングでした*「恵みの森」は、沢の中を歩いて滝を眺めたりする2時間半~4時間のトレッキングコース。恵みの森は、ブナの原生林が900haにも及び、貴重な森として保護されており、森の生命力に圧倒されます。只見町の面積は東京23区の約1.2倍あり、そのうち9割が山林。「森林の学校 ふざ...
世界の健康と食の安全ニュース

無機ヒ素有害性の継世代影響:豊洲新市場予定地のヒ素汚染

築地市場の移転と東京オリンピック施設建設が首都圏住民最大の関心ごと。利権に群がった関係者によってとんでもなく膨れ上がった予算もさることながら、豊洲市場ではヒ素、ベンゼン、水銀などによる食の安全崩壊が注目されています。海産物に多いヒ素は、特に海藻や大型魚類に蓄積されます。魚類の好きな中国人(沿海部)、韓国人、日本人のヒ素(砒素)摂取量は世界のビッグスリー。環境汚染に関心の薄かった70年代頃は欧米人に比べ5-10倍以上の摂取量、2013年7月現在でも欧米人の2倍は摂食しているといわれます。魚介類は漁獲海域の選択が必須.海洋生物は陸上生物に較べ、最高1000倍くらいの砒素を含有するといわれます.特に注意すべきはマグロなど大型魚類とカレイ、ひらめ類(plaice)など底魚.有害物質濃度の高い産地を避け、産地の厳選が必須です.1.2000年代初期に指摘されたヒジキに含有するヒ素の危険性豊洲市場地下室水たまりより検出され話題となっている発がん物質の内ヒ素(Arsenic and arsenic compounds)とベンゼン(benzene)は奇しくも2000年代初めの同じ頃に欧米で学者により食品...