植物の機能性成分(phytochemical)ポリフェノールとは: 細胞を活性化する若返りの抗酸化物質
1.ポリフェノール(polyphenole:poliphenole)とは ポリフェノールは,同一分子内に複数のフェノール性水酸基(ヒドロキシ基)をもつ植物成分の総称。 ほとんどの植物に含有され、その数は5000 種以上に及ぶといわれています。 光合成によってできた植物の色素や苦味の成分であり、生体防護機能、抗酸化能力に優れた 水溶性(一部は脂溶性)物質です。 数多いポリフェノールも含有植物によって特に優れた働きをする種類があります。 これは植物に含まれるテルぺノイド、アルカロイドなどと協働、補完して機能が増進すると 考えられています。 したがって同じ構造のポリフェノール種でも含有植物によって働きが異なります。 2.ポリフェノールの生体調節機能 ポリフェノールは食物繊維成分の次に多い成分で、生体防御や種の保存に関連する 植物細胞の生成、活性化、分裂(grows divides survives)に寄与する重要物質。 人体の細胞と植物細胞が近似することから、抗酸化性(フェノール性水酸基による作用と言われています)、 抗変異原性、内分泌(ホルモン)促進作用などの有用性を応用し、 医薬品や食品...