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糖尿病のニュースと解説

ウェイン・ホールマン博士(Wayne Holman)とメルク社が開発 最新のCovid-19経口治療薬モルヌピラビル
最新のCovid-19経口治療薬モルヌピラビル

開発途上の新型コロナ経口治療薬モルヌピラビル(molnupiravir)で「入院率が半減との見出し」がテレビなどのメディアで注目されるニュースとなっています。
現在、多くの国で治験が行われており、10月1日に発表されたのは第Ⅲ相治験(PhaseⅢ)の中間報告(interim analysis)
商品化したメルク社の発表のみですが、実験では安全性と効能に、かなり良い結果が得られているようで、開発チームが世界で最上レベルであることから、世界中が注目しています。
とりあえずの安全性確保には緊急承認とはいえ、6ヵ月くらいの時間を要すると思われます。

期待を裏切らないようにしてもらいたいものです。

ホールマン博士(Wayne Holman)とメルク社が開発

最新のCovid-19経口治療薬モルヌピラビル

1. 国民皆ワクチンが強行される何故

英米仏の製薬会社が自他国の指導者に国民皆ワクチン政策を薦める理由といわれるのは製薬会社間の熾烈な売上と利益の競争。

今年2021年は世界の医薬品業界が新型コロナ関連医薬品により空前の売り上げ。総計100兆円を超える勢いです。
2020年まではトップテン各社の売り上げが5兆円前後。
トップのロシュ社が抜きんでていて6兆円くらいでしたが、2021年はCOVID-19関連医薬品製造各社の売り上げが急上昇。
ファイザー社はワクチンだけで総売上高が70%くらいは伸びて、8兆円に届きそうな勢い。
トップテン後方より一気にトップを争うことになりそうです。
モデルナ社の売り上げも驚異的。
ワクチンだけで、前年売り上げの約25倍の2兆円を超え、一気に世界ランキング20位以内になりそうです。
ドイツのビオンテック社も2兆円超の売り上げ増。
ワクチンは旧共産圏を除けば米英独が寡占していますが、ジェネリック医薬品製造大国のインド、中国も大幅な売り上げ増がささやかれています。

売り上げ高世界第3位(2020年)の米国メルク社(Merck & Co., Inc)がCovid-19経口治療薬モルヌピラビルを第Ⅲ相治験(PhaseⅢ​)の中間報告(interim analysis)段階でプレスレリースする背景は、新興ベンチャーの資金調達目的とは異なり、感染症ワクチンや治療薬は(レベルが同程度ならば)ファイザー社のように早い者勝ち。
トップを走れば、商品の性格上、市場を独占状態に出来るからでしょう。

2. モルヌピラビル(molnupiravir)

Covid-19経口治療薬モルヌピラビルはジョージア州アトランタの
*エモリ―大学(Emory University)が所有する非営利法人
Drug Innovations at Emory (DRIVE), LLCが、
Covid-19の経口治療薬(orally administered form)として開発研究をしたものです。

モルヌピラビルは体内細胞取りついたCOVID-19ウィルスのリボ核酸(RNA)に変異を起こさせて合成を妨げ、増殖を防ぎます。
使用物質は抗ウィルスに定評のある合成ヌクレオシド誘導体N4-ヒドロキシシチジン(β-d-N4-hydroxycytidine:NHC)。
いわゆるプロドラッグです(Prodrug:体内で代謝されることで薬効を持つようになる医薬物質)。
インフルエンザ・コロナウィルス薬として開発されていたものの転用といわれ、武漢でタミフルが治療薬として有用だったという報告がヒントではと推測されています。

医薬品は同じような作用機序を持つ物質であっても、製造過程により安全性は全く異なります。
モルヌピラビルとしての安全性は緊急特別承認であれ、十分な期間をかけて検証する必要があります。

商品化の主役は*ウェイン・ホールマン博士夫妻(Wayne and Wendy Holman)。
技術評価はウェイン博士、商品化と資金を調達し市場に公開、販売をする役割は、夫人が設立したリッジバック・バイオセラピューティクス(Ridgeback Biotherapeutics)とビッグ・ファーマの一角を形成するメルク社(Merck & Co., Inc)。

 

モルヌピラビルが脚光を浴びているのは全米でも有数といわれる医学大学が開発し、質の良いベンチャーと売上高世界3位のメルク社がコラボレーションした商品化だからです。
*エモリー大学(Emory University)
1835年創立。医学部、研究所、病院を持つ医学大学。
CDC(Center of Disease Control and Prevention)に隣接し、多くのコラボレーションを持つ。
全米で最も著名な大学の一つで、入学希望者が多く、東大の3倍近い難易度といわれます。

 

3. モルヌピラビルとウェイン・ホールマン博士夫妻

メルク社と共にCovid-19経口治療薬モルヌピラビルを開発したウェイン・ホールマン博士は、業界で特に注目を浴びている感染症治療のスペシャリスト。
エボラ熱の研究で著名な若手学者です。
ニューヨーク大学で博士号を取得、現在は非常勤講師を務めています。
*Adjunct Assistant Professor
Department of Medicine at NYU Grossman School of Medicine
夫人のウェンディ―・ホールマンさんはリッジバック社のCEO。
ペンシルヴェニア州立大学(University of Pennsylvania)でファイナンスを学び、生物療法(biotherapeutics)を開発するリッジバック社をフロリダに創立しました。
学生時代より「人類の受難を緩和する事業」を志していたそうです。
ウェイン博士も若いですが、夫人も40才の誕生日を迎えたばかり。
*Wendy Holman, chief executive officer

 

4. 世界170以上の地域で治験中のモルヌピラビル(molnupiravir)

メルク社は今年2021年末までに1千万件に対応するCovid-19経口治療薬モルヌピラビル(molnupiravir)をテスト生産するそうです。
これらと平行して世界中の政府との供給売買契約が進行中。

緊急特別承認ワクチン同様、安全性、効能が不明のままの先行販売です。
特に力を入れるのは中低所得層国(low- and middle-income countries:LMICs)を、対象とするCovid-19経口治療薬モルヌピラビルの普及。
低価格が実現できれば世界中が求める商品となるでしょう。
第Ⅲ相治験(PhaseⅢ​)の治験は*170以上の地域で行われており、すでに100以上の国の政府機関と緊急特別承認を得るよう交渉を始めているようです。
安全性や効能については実験結果はメルク社の声明だけの段階ですから、第三者のアナリシスによる評価を待つほうが賢明でしょう。
* Argentina, Brazil, Canada, Chile, Colombia, Egypt, France, Germany,
Guatemala, Israel, Italy, Japan, Mexico, Philippines, Poland, Russia, South Africa,
Spain, Sweden, Taiwan, Ukraine, the United Kingdom and the United States.

 

歴史が浅いバイアグラは化学合成物質ですから長期間服用の安全性は不明ですが、その機能は窒素合成阻害酵素の阻害機能。 シトルリンが窒素合成の素材として機能し、レスべが窒素合成酵素を作り出す機能と切り口は異なりますが、中枢神経を興奮させる媚薬、催淫剤と一線を引く点では同じです。

 

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レスべはブドウ・レスベラトロールですがイタドリ由来のものや、医薬品目的に化学合成された合成レスベラトロールとは全く異なる物質。過剰摂取が不要ですから安全性や効能はブドウを食するのと同じです.
天然のブドウが持つブドウポリフェノール・レスベ:タマネギのケルセチン、CoQ10を配合し、天然ブドウ同様の日常的分量で大きな効果が期待でき、長期使用の安全性が確保されています.強い抗酸化作用は白い美肌作りにも最適.乳がん発現を阻害するブドウ・レスベラトロール

 

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